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クラシック・フェスティバル(日演連) [ショパン]

 2010年のショパンイヤーに関しては、日本ショパン協会の10日間にわたるイベントの企画でさすがのアイデアマンの私もアイディアは種切れになった。そこへ、今度は日本演奏連盟の事務局長からまた別なショパンイベントの相談が持ちかけられた。私はもうやけっぱちになりそうだったが、それでも雑談を交わしているうちにアイデアというものは何とかなるものだ。

 ショパンは生涯のうちピアノコンサートわずかは三十数回しか行っていない。昨今少し売れたピアニストなら三,四ヶ月くらいでこなしてしまいそうな分量でしかない。おそらく、史上、ピアニストとしては一番公開演奏会の少なかったピアニストであり、それにもかかわらず史上最も高い評価を受けたピアニストの奇蹟のような例といえる。

 ショパンの開催した当時のプログラムは、ある程度現在でも記録が残っていて知ることができる。ショパンの行ったパリ最後のコンサートのプログラムを再現したら面白かろう、という話になった。ソロあり、ピアノトリオあり、オペラのアリアの伴奏あり、コンチェルトありで、長大なプログラム、蒲柳の質のショパンにはさぞ体力的にも大変だっただろうと思われる。が、プログラムはじつに変化に富んでいてショパンの名演とあいまって聞き手は退屈しなかっただろう。

 こんなことをだべっているうちに、「相談に乗る」だけのはずが、私は事務局から「監修」ということにされてしまった。問題はコンチェルトである。一番のコンチェルトのたった第一楽章だけのために、オーケストラを雇うのはいかにも不経済。またそんな金もない。さりとてピアノ伴奏じゃつまらない。ピアノ伴奏のコンチェルトのために4000円もの入場料はとてもとれない。そこで私は考えた。

 経費の節約と演奏効果の両方を考えるなら、折衷案として、17,8人程度の室内オーケストラに編曲すればいいではないか。提案してみたら事務局も乗り気である。こういう誰もが不可能、と考えることをともかくやってみる、という冒険には私の血が騒ぐ。時間をおいて少し冷静に考えてみたが、あながち不可能ではなさそうである。指揮者の人件費節約なら、私が指揮をとればいいだけのこと、自分で編曲したものの指揮ならこれまで何度も経験している。何てことはない。そのうち時間と共にもう少し具体化してくるでしょう。ご期待を!

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江州石亭

ショパン開催のパリ最後のコンサートのブログラム再現は面白い試みだと思います!
聴いてみたいですねぇ。
ショパンは舟歌の終盤をpで弾いて、それを聴いた人がビロードみたいなタッチだったと何かで書かれていましたが、そういうのまで忠実に再現されれば面白いなぁと・・・
by 江州石亭 (2009-07-26 21:34) 

klaviermusik-koba

時代もピアニストもちがいますからどこまで再現できるかはわかりません。ドニゼッティのアリアにしても具体的な曲目まではわかっていない。それに、記録どおり演奏された、という保証もないのです。当時のことですから当日になって曲目が変更になった、ということもザラにあったでしょうし。まあ、厳密には無理にしても試みとしてはこういう機会でもないとやれない、という面白さはあろうかと思います。
by klaviermusik-koba (2009-07-27 09:37) 

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